Archive: 2021年9月18日

弁護士に依頼するメリット

この記事に興味を持っていただき,ありがとうございます。

さて,弁護士に依頼するメリットは何でしょうか。
今回は,弁護士に依頼するメリットを,「安心感の芽生え」「法的解決への前進」という二つの視点から,お話したいと思います。

*この記事は,主に個人のお客様に向けた内容となっています。企業のお客様に向けては,後日,別の記事をアップさせていただく予定です。

1 安心感の芽生え
(1)事態の整理と理解
法的問題は複雑な事情が絡み合っていることも多く,トラブルに直面するご本人も事態をよく理解できず,不安やイライラを募らせることがあります。

そうしたときに,いろいろな案件を取り扱ってきた経験をもとに,事態をしっかりと整理し,理解しやすくご本人に説明する弁護士がいると,安心感が芽生えてきます。自分を取り巻いている問題,自分を悩ませている問題,その実態は一体なんなのか。それを冷静に理解することが,安心感を作る基礎になります。

まず,心の安定を取り戻すことが,非常に大切なことであると思います。

(2)懸念の共有
問題を一人で抱え込んでしまいますと,悪い想像ばかりが頭に浮かぶ傾向があります。

そんなときは,問題をほかの人に話すだけで,心に少しだけスペースができます。懸念を誰かと共有すると,それだけで,一歩を踏み出す余地がでてきます。

懸念を共有する相手を弁護士とする,ということは,少なくとも有力な選択肢だと言えると思います。

2 法的解決への前進
(1)知識を得る
弁護士は,当然のことながら,法律に基づいて事案に取り組み,その解決を目指して仕事に取り組むことが職務です。

法的な知識というのは,やはり,どうしても膨大で複雑です。必ずしも,インターネットで検索して,その法的知識で解決がつくような問題ばかりではありません。

そこで,弁護士に依頼すると,ご本人の問題に即して,ポイントを踏まえた法的知識を得ることができます。

(2)手続をとる
弁護士は,法律を使いこなす様々な「やり方」,「場(舞台,土俵)」を知っています。

典型的には,いわゆる「裁判(訴訟)」を起こす,という手段ですが,裁判所を利用するそのほかの手続,ADR(裁判外の紛争解決手続),(電子)内容証明郵便の有効な使い方,警察や監督官庁との連携の仕方,他の弁護士や専門家(司法書士,税理士,土地家屋調査士など)との協力など,複数の「やり方」「場」を組み合わせ,事案の解決に取り組みます。

こうして,弁護士に依頼することで,法的な解決に向け前進していきます。

以上,弁護士に依頼するメリットを,「安心感の芽生え」と「法的解決への前進」の二点にわたって,お話させていただきました。

最後までお読みいただき,ありがとうございました。