今どきの裁判風景 Web会議

12月 4, 2023 一般

先日、愛知県内の裁判所で行っていた訴訟事件が終わりました。

和解で終わったのですが、依頼者にとってもよい終わり方であり、またよい和解内容であったなと思っています。自分なりにも満足しています。

さてこの裁判は、私の事務所から近い名古屋の本庁の裁判所ではなく支部の裁判所であったため、行くとしたら少し時間がかかりました。原告にも被告にも代理人の弁護士がついていたため、裁判所はWeb会議システムで期日を進めてくれました。記録もかなりの分量がある事件だったので、持ち運ぶ必要がなく助かりました。

数年前、東京地裁での訴訟事件のときは、期日のたびに新幹線を使って出張し霞が関に行っていたことを思えば隔世の感を覚えます。キャリーケースに大量の書類を詰め込んで、霞が関の地下鉄の階段を昇っていたことを思い出しました。

Web会議の利点は多くありますが、やはり期日でのコミュニケーションには難点もあると感じます。裁判官や相手方代理人の言葉だけではない雰囲気や姿勢みたいなものを、こちらがしっかりとつかみ取る努力がより一層求められるとなと思った次第です。

《廣井》